
カビは生活の中で目にする機会が最も多い身近な微生物です。近年、住宅の高密度化と生活環境の変化、衛生や健康に対する意識の向上に伴い、人間とカビのバランスが崩れ、カビを原因とする有害トラブルが急増しています。
通常私たちが目にするカビは肉眼で見える程度に繁殖し、集落を形成したカビの姿ですが、カビの実体は肉眼では見えない小さな組織で、顕微鏡でなければ見ることはできません。
カビの種類によって人体に対する毒性や対処方法などが変わります。まずはどのようなカビが発生したのかを調べる事をお勧めします。
| カビの発生具合 | 特徴 | カビの菌名 | 主な生息場所 |
|---|---|---|---|
| 黒 |
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クラドスポリウム属 |
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| 白・黄・緑・黒 |
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アスペルギルス属 亜種のフラパスは肝臓ガンを引き起こすカビ毒を生成する非常に危険な菌種 |
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| スス状に黒い |
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アルテルナリア属 |
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| 白・桃・黄緑・青 |
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ペニシリウム |
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カビは温度、湿度、栄養分、酸素の環境条件が繁殖に関係します。これらの条件が適した状態になるとカビの胞子は発芽し、活発に繁殖しますが、上記条件のうち一つでも欠けると、カビは繁殖できずに、死滅することもあります。
住まいの中の環境は、自然界と比べカビの種類が限られ、競合するカビが少なく、天敵となる生物も少ないため、カビの繁殖は自然界では考えられない程旺盛です。カビの繁殖は、1.湿気がたまりやすい。2.風通しが悪い。3.日光(紫外線)が当たらない。4.清掃が頻繁に行われない。などの条件が整う場所に集中します。
常に水を使用し、水蒸気の影響を受けやすい台所、厨房、トイレ、浴室、洗面場などは最もカビが繁殖しやすい場所です。水を使用しない場所でも風通しが悪い押入、天井裏、床下、下駄箱、壁内なども繁殖しやすい場所となります。
その他、エアコンフィルターや吹出口、空調ダクト内部、冷蔵庫や洗濯機などの家電類、寝具やカーテンなど住まいの中は多くの繁殖場所を確認できます。
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